刑事事件 [事例15]

SNSで知り合った未成年の女性と肉体関係になった→不起訴処分

20代男性
罪名結果
児童買春 不起訴

背景

Aさんは、18歳未満の児童と知りながら、SNSで知り合った児童と肉体関係に及んでしまいました。
Aさんは、そのSNSを監視していた警察に特定されて、突然逮捕されてしまいました。

Aさんは容疑を認めていたため、勾留されずに釈放されましたが、その後の手続きについてAさんのご家族から相談を受けました。

対応

直ちに、相手方児童の家族と連絡を取り、謝罪のうえで示談を申入れ、了承してもらいました。

そして、示談が成立したことや、Aさんが反省し、二度とこのような過ちを犯さないことを誓って生活していることを検察官に意見しました。

結果

その結果、Aさんは幸運にも不起訴処分となりました。

そもそも児童買春のような犯罪は、個人の権利を侵害するだけではなく、社会における健全な性秩序を侵害するという側面があります。よって、示談をしたからといって必ず不起訴になるという性質の犯罪ではありません。
検察庁の方針や検察官の方針によって、不起訴にはならない可能性が非常に高いものと言われています。

そのため、Aさん家族にはそのあたりを丁寧に説明したうえで受任し、相手方家族と面談した際には、同家族がAさんに理解と同情の念を向けてくれました。

結果、相手方の家族に是非ともAさんを不起訴にしてあげてほしいという文言を手書きで示談書に書いてもらうことができました。

Aさんはまだ若いこともあり、その将来を見据えて、検察官から寛大にも不起訴処分を獲得することができました。
しかし、必ずしも児童買春のような性質の犯罪では、不起訴処分を得ることが狙ってできるというものではないことは留意が必要です。

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